2009年06月08日
木材の乾燥の利点と課題
隣接する互熊木材協同組合の人工乾燥機です。
周辺の製材4,5社によって共同経営されていて、材木を挽いたりもしています。
木材の乾燥の基準に含水率20%以下などの指定がある場合、樹種や木の場所によって乾燥の具合が
違ってくるので、すべての木を同じ含水率にするのはむずかしいことです。
同じ条件で乾燥させても含水率を計ると、しっかり水分がぬけている材とあまりぬけていない材があったり
割れが入っているものと大丈夫なものがあったりと、同じ樹種でもいろいろです。
やはり木は生きているもの、同じものは二つとないということでしょう。
人工乾燥させることによって、木の強度を高めたり、反りなどの動きをおさえる利点がある反面、自然の木
の良さを消してしまっている点もあると思います。乾燥技術の向上がこれからの課題だと思います。
Posted by 山西製材所 at 22:56│Comments(0)
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